池田晴美
銅の片手鍋(素地) 3サイズ
池田晴美さんが作る道具は、彼女の日常感覚の中から生み出されています。
暮らしの中で必要だと思ったもの、こうだったら使いやすいなと思ったもの。
そういうものがベースとなって作られています。
片手鍋とミルクパンは似ているように見えますが、それぞれの使用目的を踏まえてより使いやすいよう作り分けがされています。
【片手鍋とミルクパンの違い】
形状
片手鍋は、ミルクパンよりも高さが低く、お鍋の直径が広く作られています。
煮物などをする時に、お鍋の中のものをお箸で転がしやすくするためです。
仕上げ:素地のみ
調理用としてハードに使われる片手鍋。
ハードに使ってもそれが味わいとなってゆくよう色加工(黒)は施さず、素地(銅そのまま)のものだけを作っています。
サイズ
400ml と 700mlの2サイズ
小さい鍋が必要なのは、お出汁を取ったり、一人分のスープを作ったり、温めたり...
そんな時だと思います。
それは調理をするというよりは、ミルクやお湯を温めて注ぎ移すというミルクパンを使う時の所作に似ていると池田さんは言います。
だから片手鍋には200ml のサイズはないのです。
錫引き
内側を錫コーティングすることで銅の酸化膜(サビ)を生やさないようにしています。
毎日使うものなので、特別なお手入れが必要なく、ストレスなく使えるよう作られています。
(ジャム鍋が錫引きされていないのは、ジャムは酸性が強いので、酸にに弱い錫のコーティングは向かないためです。)
【銅素材について】
直火にかけて使えます。
熱伝導率に優れた銅の鍋は、湯沸かしから煮込みまで幅広く使えます。
火にかけると黒っぽく変色しますが、磨くことで元の素地に戻ります。
磨かずに使い込むことと黒い色へと変化をしていきます。
変化の味わいを楽しみつつ育てていくのも一つの楽しみです。
道具の使いやすさとは、こういう本質的な使い勝手の部分を見逃さず、小さくても重要な差異をきちんと形に落とし込んでいくことだと思います。
池田さんの作る道具は、それをきちんと行なっているのが素晴らしいと思います。
※ 受注制作となります。
お届けの目安は3〜6ヶ月程度です。
正式な納期はご注文受付後にご連絡させていただきます。
【素材】
銅 bronze(内側:錫引き)
【サイズ】
<400ml >
直径 :約 11.0cm
直径+持手:約 21.0cm
高さ :約 9.0cm
<700ml >
直径 :約 13.0cm
直径+持手:約 26.0cm
高さ :約 10.0cm
<1000ml >
直径 :約 15.5cm
直径+持手:約 29.0cm
高さ :約 14.0cm
価格 |
27,000円(税込29,700円)
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購入数 |
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