小林裕之・希(Kobayashi Hiroshi,Nozomi)
どこか懐かしさを覚える、ゆらいだ表情。
洗練された、薄手の規則的なラインを持つ多角形。
ガラスを吹いて均等なサイズに成形し、熱の伝え方を調整しながら独自の鉄の型に吹き当てるという工程を経ることで生み出される、やわらかなゆらぎを備えた端正で多種多彩なガラス作品。
京都伏見に工房を構える小林裕之さん・希さんご夫妻は、2017年以前はそれぞれの作品を制作されていましたが、おふたりの作りたいものの足並みが揃ったことを機に、二人三脚で制作するスタイルに移行されました。
光の受け方によって変化する表情豊かな影の美しさも楽しめる、瑞々しいガラス作品の数々。
晴れた日に窓ガラスから差し込む日差しを透過して生まれるガラスの陰影は、時間とともにその瞬間の美しさを纏った異なる顔を見せてくれるでしょう。
小林裕之・希とpoooL
・ ガラス作品展 2020年05月
・ ガラス作品展 2021年04月
・ ガラス作品展 2023年03月