ASEEDONCLÖUD

Sailing dress(Hand embroidery cloth)


商品番号 : 241301


魅力的なストーリーと共に展開されるアシードオンクラウドのお洋服。
“ 旅鳥の町 ” と呼ばれる島の、修道士のもとに育った女の子のお話にちなんだものです。

このワンピースは、主人公が木々を求め島を巡る時、ヨットの上で着ていることをイメージして作られたものです。

ドレスであっても動きやすいよう、胸から腰に向かって降りていくように通したテープを絞ることで服を体に固定できるようにしていたり、風が強い時には襟を立てやすいよう開襟衿にするなど、ヨットに乗っている昔の女性の装いをベースに、機能性が加えられたデザインになっています。

ステッチを施したような織柄の生地は、" 祈りの行為 " としての刺繍や刺し子をイメージして作られたものです。

綿双糸を使用し、紺地の部分には藍染した糸を用いています。

ステッチの幅を微妙に変えることで手刺しのように見える工夫を施すなど、細かな点にまでこだわって織り上げられた生地です。

異なる太さの糸を用いることで生地に凹凸が生まれ、肌への接触面が少ないので、しっかりとした生地感にも関わらず、涼しく、心地良く着られます。

アンダー無しでも透けないのもポイントです。


【巡礼歌のお話】

“ 旅鳥の町 ” と呼ばれる島があった。
島には木々が生い茂り、その木々を求めてたくさんの渡り鳥が集まっていた。

島の修道士のもとに育った女の子がいた。
彼女は鳥たちの色鮮やかな歌声が大好きで、木々や鳥達に日々祈りを捧げていた。

ある日、修道士たちは神のお告げと言って木々を切り倒し、そこに大きな祈りの場を作った。

島からは渡り鳥が少しずついなくなり、その代わりに外の世界から祈りの場を求めてたくさんの人々が島に住み始めた。

女の子が成人を迎える頃には、島の木々はすっかりなくなり、鳥達もいなくなった。

彼女は小さい頃から慣れ親しんだ鳥の歌声を探すために海に出た。
そして、海にはたくさんの小さな島々があることを知った。

それらの島々にはまだ、彼女の島が失くしてしまった自然が残っていた。
そこで彼女は鳥達に再会することができた。

彼女は木々の精霊の鳥たちからたくさんの事を学び、歌を習った。

島に戻った彼女は祈りの場でその歌声を披露した。
歌を聴いた人々は、その時初めて自分たちが失ってしまったものに気づき、自らの過ちを嘆き、悔いた。

それを見た木々たちは、島に戻る努力を始めた。
しかし、なかなか元の美しい島には戻らず、鳥たちもまた戻っては来なかった。

かつて “ 旅鳥の町 ” と呼ばれた島の人々は、鳥たちが戻るよう歌が生まれた島々に、時折巡礼に訪れるようになった。

そんな島々が巡礼の諸点となり、彼女の歌が道となり、島々の木々に繋がることで聖地への道となっている。

そんな詩歌いの物語です。


【ブランド】
ASEEDONCLÖUD(アシードオンクラウド)

19世紀後半〜20世紀初頭の「古い作業着に見られる美しさ」の裏にあるアイデンティティーに、ウイットとユーモアを織り交ぜたデザインは、どこか懐かしく、そして洗練されています。

様々な職業のライフスタイルからインスピレーションを得て、その生活の匂いをスパイスとしてデザインに込めることで、シーズンごとに異なる魅力を生み出しています。

【素 材】
コットン 100%

【サイズ】
身 幅 58.0cm
裄 丈 40.5cm(襟付け根から袖口まで)
着 丈 120.0cm

価格

45,000円(税込49,500円)

在庫

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